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あつあつっ!ポテトーク あの人気のポテトの裏側は?ポテトのトレンドを牽引するプロが語る。

あつあつっ!ポテトーク あの人気のポテトの裏側は?ポテトのトレンドを牽引するプロが語る。

Vol.4日本マクドナルド株式会社

100%生のジャガイモだからこそ、原材料の品質が大事。

1971年に銀座1号店をオープンして以来、日本の外食産業界をリードしてきたマクドナルド。なかでもマックフライポテトは来店客の3人に2人が注文するという、同社の代名詞のような商品です。そんな訪れる人を惹きつけてやまないマックフライポテトの魅力をうかがいます。

— マックフライポテトに使用しているポテトの品種は?

石渡 もっとも多く使用しているのはラセットバーバンクという品種で、全使用量の過半数を占めています。この品種は比較的長い期間保存できるので、真夏から秋にかけて収穫したあと、土の中にいるのと同じ環境を維持しながら、常に掘り起こしたばかりのフレッシュな状態を保てるよう厳重に管理しています。そして、このポテトの在庫を補う形で使用しているのが、収穫時期の早いレンジャー、シェポディー、ユマテラの3品種です。それぞれの品種の特性を活かしながら、1年を通じて同じ品質を維持しています。

日本マクドナルド株式会社 取締役 執行役員 サプライチェーン本部長 石渡勲氏

日本マクドナルド株式会社
取締役 執行役員 サプライチェーン本部長
石渡勲氏

— おいしさを維持するために、最も重要視していることは?

石渡 マックフライポテトは生のポテトを切って茹で、油で揚げて塩で味付けする、という非常にシンプルな食べ物なので、ポテトの水分、固形分、密度、熱の加わり方のすべての要素が重要です。また、同じ原料でも太さが変われば、マックフライポテト特有のカリカリ感やホクホク感にはなりません。さらに、店舗で時間をかけずに揚げられて、なおかつ揚げたてに近い状態が長く続くような細さにするなど、お客様の手に渡るまですべての工程に厳しい基準を設け、いつでも高い品質の商品を提供できる仕組みになっています。

— 数あるフライドポテトの中でも、マックフライポテトは特に長いですよね。

石渡 原料に使っている米国産のポテトは非常に大きくて、フットボールほどの大きさになるものもあります。あまり長すぎるとアメリカから船で運ぶ間に折れてしまうので、わざわざ半分に切ることもあるくらいです。近年は技術が向上して、十分な長さを保ちながらマックフライポテトのパッケージに収まるよう、最適なサイズに加工できるようになったので、現在のような長いマックフライポテトを提供できるようになりました。

— 長くカットされているために、成型したものだと誤解されることもあるとか?

石渡 100%生のポテトなのですが、残念ながらいまだに誤解されているお客様は多いですね。形がきれいすぎるので、粉状のものをこねて成型しているんじゃないかと。こうした誤解を解くために、当社のホームページでもマックフライポテトの製造工程を動画で詳しく説明しています。現在、店頭ポスターや広告等で、「100%まるごとじゃがいも」というコミュニケーションを通して、生のポテトから作られていることを積極的に発信しておりますが、引き続き1人でも多くのお客様にマックフライポテトを安心してお召し上がりいただけるよう、努力していきたいと思っています。

— ほかに安心・安全のために取り組まれていることは?

石渡 昨年、ママズ・アイプロジェクトという活動を行いました。これは、お子さまをお持ちのお母さまの厳しい目線で、当社の食材の産地や加工工場を見ていただくという企画で、ポテト工場はもちろん、ビーフやバンズなどの主要食材の産地や加工工場にお連れして、約100名のお母さま方に見学していただきました。ポテトの紹介では、アメリカの提携メーカーの畑と工場にお連れして、実際に目で見てチェックしていただいた様子や、ご意見・ご感想をホームページで公開しています。各メーカーさんの協力により、独自のノウハウに近い部分にまで踏み込んだ映像を撮らせていただいたおかげで、透明性の高い見ごたえのある内容になっておりますので、ぜひご覧いただければと思います。

「シンプルな食べ物だからこそ難しい」というマックフライポテトは、原料はもちろん、細さや長さ、塩の結晶の大きさにいたるまで、計算しつくされているとのこと。普段なにげなく食べているフライドポテトに、これほど細かなこだわりがあるのですね。

日本マクドナルド株式会社

取材こぼれ話

日本発の変わり種ポテトに世界が注目
フライドポテトに粉末状のフレーバーをかけた「シャカシャカポテト」は、実は日本のオリジナル商品。これが国外でも注目を集め、各国で異なるフレーバーを使った「シェイクシェイクポテト」として世界的なメニューになりつつあるとのこと。これまでに発売されたマックチョコポテトやカーリーポテトフライなどのように、今後も楽しさと驚きにあふれたポテト商品の開発にも力を入れていくそうです。

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