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あつあつっ!ポテトーク あの人気のポテトの裏側は?ポテトのトレンドを牽引するプロが語る。

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Vol.10とよす株式会社

柿の種の常識を超えた
ザクザク食感とポテトの風味をお届け

あられやおかきなどの米菓を全国に展開する、とよす株式会社。1902(明治35)年、大阪市阿波座(現在の西区の一部)に小さな工房を構え、菓子製造業をスタートしました。戦後は「ハイサラダ」や「ひなあられ」などを通じ、同社は関西の「あられ食文化」を創ってきました。今回は、同社が運営する日本初の柿の種専門店「かきたねキッチン」で販売している「かきたねポテト」についてお聞きしました。

— まずは、「かきたねキッチン」について教えてください。

三田村 「あられ」の中でも世代を問わず親しまれている「柿の種」ですが、弊社の「かきたね」は、日本国内だけでなく海外の料理のエッセンスを取り入れ、おつまみからスイーツ系まで10種類を超えるフレーバーがあります。2011年に柿の種専門店として「かきたねキッチン」を立ち上げ、現在ではオンラインショップのほか、主に全国の百貨店を中心に展開しています。

とよす株式会社 商品開発部 マネージャー 三田村 陽介氏

とよす株式会社
商品開発部 マネージャー
三田村 陽介氏

— 「かきたねポテト」は、どのようにして誕生したのでしょうか?

三田村 通常の「柿の種」はもち米かうるち米から作られていますが、商品開発にあたって特にもち米が持つおいしさに、新たな要素を加えたいと思ったんです。その際、生地の上から味を付けるのではなく、生地そのものを加工することができないかと考えました。そこで、豆乳を搾ったときにできるおからや、小麦を製粉するときに出るふすまなど、さまざまな素材を混ぜてみましたが、なかでもポテトが最適だという結論に辿り着きました。

— どのようなポテトを混ぜているのでしょうか。

三田村 使用しているのは、米国産のポテトグラニュール(顆粒状)です。国産のポテトを使用したマッシュポテトよりも味が濃く、加工しやすいのが決め手でした。このグラニュールを独自の製法でもち米と混ぜ、試行錯誤を繰り返した結果、ポテトの風味やザクザクとした独自の食感を出すことに成功しました。

— 「かきたねポテト」のフレーバーについて教えてください。

三田村 定番は、赤穂の天塩を使用したまろやかな風味の「プレーンソルト味」です。このほかにも、お客様からの意見や社内の声などを広く集め、そこに担当者の日々の食に関する経験や市場調査の結果を盛り込んでアイデアを練り上げています。例えば、2018年のバレンタインデーには、キャラメルチョコをコーティングした「かきたねポテト塩キャラメルショコラ」と、フランス南部オーブラック地方の郷土料理「アリゴ」をイメージした「かきたねポテトチーズ味」の2種類のフレーバーを販売しました。「かきたねポテトチーズ味」は、ポテトの風味や独特のザクザクした食感が楽しめる「かきたねポテト」のベース生地に、5種類のチーズをブレンドしたパウダーをかけ、ニンニクと黒コショウをほんのり効かせて「アリゴ」を再現しました。結構クセになる味でしたよ。

— 特にこのような場面で食べてほしいというイメージはありますか?

三田村 弊社のかきたねは、1粒40mmの大粒サイズ。女性がネイルアートを施した指先で優雅につまみ、1粒ずつお口に入れることを想定していたからです。もちろん、通常の柿の種同様、仲間との集まりでビールのおともとして楽しんでいただくのも良いのですが、女子会やママ会の華やいだ雰囲気のなか、煎茶や紅茶とともにお召し上がりいただけたらうれしく思います。

とよす株式会社

取材こぼれ話

「ふつうの柿の種ではありません。ポテトです」
エキュート品川サウス店やエキュート上野店、エキュート大宮店などの「駅ナカ」を訪れる男性は、やはり通常の柿の種を探しているそうです。そのため、「ポテトです」と説明してもなかなかピンとこないそうなので、まずは試食をおすすめしているのだとか。食感のおもしろさを実感していただけると、必ず購入されて帰られるそうです。百聞は一見に如かず、ぜひ皆様もお試しあれ。

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