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COLUMN 世界のポテトの歴史

COLUMN 世界のポテトの歴史

発祥の地、南米アンデス高原から大西洋を経てヨーロッパへ。

我が国へはジャカルタを経て17世紀に伝わりました。

「ジャカルタからのイモ」、転じて「ジャガイモに」。

1. 発祥の地

1. 発祥の地

ポテトは南米のアンデス高原のペルーからチリにかけてが原産地とされる。古来インディオの重要な食料源であり、世界遺産マチュピチュの段々畑でもポテトが栽培されていた。なお英語“ポテト”の語源は中南米の原語“バタタ(batata)”がスペイン語の“パタタ(patata)”に変化したものといわれている。

2. 欧州へ

2. 欧州へ

ヨーロッパ大陸にポテトが伝えられたのは15世紀から16世紀頃で、スペイン人の船乗りや兵士達がヨーロッパへ持ち帰ったとされている。この時、運搬中の船内で芽が出たものを食べてしまい、毒にあたった為「悪魔の植物」と呼ばれたこともあった。

3. アイルランドにおいて普及

3. アイルランドにおいて普及

16〜19世紀、アイルランドに広まったポテトは寒冷地でも良く育ち生産性が高かったことから貧しい農民の唯一の食料となった。

4. フリードリッヒ2世、ポテトを広める

4. フリードリッヒ2世、ポテトを広める

ヨーロッパでポテトを食用として広めるきっかけとなったのはドイツのフリードリッヒ2世。18世紀後半、荒地でも育つポテトを食料難克服の切り札とし、自らが民衆の前で食べてみせ、栽培を奨励した。

5. ポテト栽培を推奨したパルマンティエ

5. ポテト栽培を推奨したパルマンティエ

フランスの農学者パルマンティエはプロイセン軍の捕虜になった時ポテトと出会いその高い栄養素に着目。主に家畜の飼料用食料とみなされていたポテトを飢饉の打開策として提唱しその魅力を広めた。

6. 日本に伝来

6. 日本に伝来

17世紀の初めにインドネシアのジャカルタからやってきたといわれている。「ジャガイモ」という呼び名もジャワのジャカルタから伝播したことに因んでいるようだ。その後、江戸時代に何度もあった飢饉の飢えをしのぐための作物として広まった。

参照・参考文献

山本紀夫 『ジャガイモのきた道-文明・飢饉・戦争』 岩波新書、2008年
アンドルー・F. スミス 『ジャガイモの歴史』 原書房、2014年