WORLD POTATO DISHES

ブラジル コシーニャ(鶏肉を包んだコロッケ)

おいしそうですね。

おいしそうですね。

「コシーニャ」は、見た目は普通のコロッケのようですが、ポテトをお餅のように練った生地に、鶏肉の具を包んで作ります。形は洋ナシのようにするのがお決まり。かわいらしい形ですが、これは鶏もも肉の形だそう。

ブラジルについて興味を持ったのは、中学生の頃、友人が親の転勤でブラジルに引っ越したのがきっかけ。普段の食事は豆料理が多いこと、揚げパイが美味しいことなどを聞いて、日本との食文化の違いにワクワクと想像を膨らませていました。

一番驚いたのはごはんに豆の煮込みをかけて食べること! 当時は煮豆と言えば甘いものしか知らなかったので、信じられませんでした。

そして大学生の頃に2回目の出会いが。ブラジルからの帰国子女の友人ができ、このとき、料理について詳しく教えてもらいました。

輸入食材店に勤めてからは、さらにブラジル食材の知識がつき、自分でも作るようになりました。じつは、日本の食卓に欠かせない食材の多くが南米出身なんですよ。それもあって、地球の反対側ではありますが、身近に感じている国のひとつです。

ひとくちメモ
定番のブラジル料理です。モチモチのポテト生地の中にしっとりとした鶏肉の具が入っているところが美味しい!

レシピ

材料/8個分
ポテト:2個(約300g)
鶏むね肉:1枚
玉ねぎ:1/2個(みじん切り)
ピーマン:1個(みじん切り)
サラダ油:大さじ1
塩:小さじ1/4
薄力粉:100g
鶏肉の茹で汁:1カップ

(A)
 卵:1個(溶いておく)
 薄力粉:大さじ3
 水:大さじ2

パン粉:適量
揚げ油:適量
レモン、香菜:適量

作り方
1. 鶏むね肉を小鍋に入れて水をひたひたに注ぎ、蓋をして中火で8分ほど煮ます。火が通ったら、粗熱がとれるまでそのままおき、ゆで汁はとっておきます。
2. フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、玉ねぎとピーマンをしんなりするまで炒めます。1の鶏肉の水けを切って皮を除き、細かく裂いてフライパンに加え、さらに塩を加えて炒め合わせ、取り出します。
3. ポテトは皮付きのままラップで包み、電子レンジ(600W)で5~6分加熱します。粗熱がとれたら皮がついたままザルで裏ごしします(ザルに皮が残るので取り除きます)。裏ごししたポテトをフライパンに入れ、薄力粉を加えて混ぜて中火にかけ、鶏のゆで汁を少しずつ加えて練ります。*ゆで汁が足りなければ水を足してください。
4. 3に粘りが出て、まとまってきたら、8等分に分けます。それぞれに鶏肉の具を包み、涙型に成形し、混ぜ合わせたAにくぐらせ、パン粉をまぶします。
5. きれいにふいたフライパンに揚げ油を2㎝ほど入れて中火にかけ、3を中温(170度)で全体がこんがりとするまでじっくりと揚げます。油を切ってお皿に盛り、香菜とレモンを添えて出来上がり。

ヤミー
料理研究家。世界中の料理を3ステップの簡単レシピにするのが得意。美大卒業後テキスタイルデザインの仕事を経て、輸入食材店に勤務。2006年にスタートした料理ブログが話題となり、Webやテレビで取り上げられるようになる。雑誌やTV、企業のレシピ開発などで活躍の他、著書多数。

おいしそうな世界のポテト料理、
まだまだありますよ。

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